乳児湿疹の対策について

石けん専門店をしていて、よく頂く質問で「乳児湿疹対策はどうすれば良いですか?」というものがあります。今日はそれに対して私の考えをお伝えしたいと思います。

結論から書きますと、乳児湿疹がひどい場合は小児科や皮膚科に行き、ゆるやかなステロイドの塗り薬を処方されれば、使っても良いと思います。そして、少し塗って良くなったからと自分で判断してやめるのではなく、治り切るまで使う方が良いと考えます。順に理由を説明いたします。

我が家には現在10歳の娘と4歳の息子がおります。どちらも両親のアレルギー体質が原因なのか、乳児湿疹がかなり出ました。

上の娘の時は、子供の肌荒れは初めてのことでしたし、まだまだ小さい赤ちゃんですし、私自身アトピーでステロイドの塗り薬を長期間使用することになってしまった経験から、できるだけ使わずに過ごせないかと躊躇していました。

しかしこの時期の湿疹は、生まれるまで羊水の中で育ってきた赤ちゃんが外の空気に触れるなどして起きた肌荒れであったり、アセモ、アレルギーが原因で、放置してもなかなか治まってくれません。

そして何より危惧するのが、肌荒れを起こしていることが原因でアレルゲンを獲得してしまうことがあるということです。

口の周りに湿疹が出ている状態で食べ物を摂ると、当然そのあたりについてしまいます。これが原因で「経皮感作」といって、もともと持っていなかったアレルギーを持ってしまうということが考えられるのです。

アレルギーを持ってしまうと、食べられないものが増えるなど対応が大変になり、子供が成長する上で気をつける項目が増えてしまいます。

幸い多くの子供が小さい頃に持つ食物アレルギーは克服出来ることが多いようですが、獲得しないに越したことはないと思います。

また、塗り薬のステロイド薬に過剰に恐れを持っている方もおられますが、強さや塗る期間を管理できれば、活躍する場面もある薬だと思います。個人的には風邪薬や抗生剤の方が遥かに恐ろしいと思っています。

結局、上の子はかなり酷くなってからようやく薬を使って、状態が良くなり、その後は乳児湿疹がでなくなりました。薬を使っていた期間は1ヶ月ほどでした。彼女が最近まで持っていた卵アレルギーが乳児湿疹と関係していたのかはわかりません。

下の子は、上の子の経験があったので乳児湿疹が出てすぐに薬を使いました。出始めの頃に治療したので、かなり短い期間で治り、その後は出ませんでした。

治療中もその後も、赤ちゃんを洗う時は刺激の少ない石けんを使って全身を洗ってあげてください。よく泡立ててやさしく手で洗い、しっかりすすいでくださいね。

赤ちゃんが大切だからこそ乳児湿疹が出たら気になる、気になるけど薬は使いたくない、でも使わずに肌荒れ状態が続くとアレルギー獲得のリスクがある、難しいところですよね。

ですが、私個人的には早めに薬を使って肌のバリアが正常に働いている状態を保つことでアレルギーを起こさないように守ってあげることが大切と考えています。

これは私の経験と信頼できる皮膚科の先生に伺ったお話をまとめたものです。最終的にはご両親でよく話し合って治療方針を決めてくださいね。少しでも早く悩みが解決しますように。

2021/06/05

無添加手作り石けん専門店 Orang ke Orang オラン・ク・オラン
代表 橋本健一

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