朝晩の空気がひんやりして、秋の深まりを感じるころ。唇や口元、指先のかさつきが気になり始めていませんか。石けんで洗う時間に加えて、乾燥しやすいところをこまめにいたわる時間も、毎日の暮らしに取り入れたいものです。

オラン・ク・オランの「保湿スティック(マルチバーム)カユプティ」は、ホホバオイル、みつろう、カユプティオイルの3つの素材でつくった、持ち歩きやすい保湿アイテム。唇だけでなく、口元や指先など、乾燥が気になる部分のケアに使えます。今回は、それぞれの素材の役割と、人の暮らしの中で使われてきた歴史をご紹介します。

秋からのケアは、うるおいを守ることから

保湿には、水分を補うだけでなく、肌を油分で覆ってうるおいを保つという考え方もあります。油分とワックスを組み合わせたバームは、乾燥しやすい部分に薄くのばして使えるのが特徴です。手洗いのあとや外出先、寝る前など、自分の生活の中で続けやすいタイミングを見つけてみてください。

①ホホバオイル:砂漠の植物から生まれる「液体のワックス」

ホホバの葉と種子、黄金色のホホバオイルを描いた水彩イラスト

ホホバは、アメリカ南西部からメキシコ北西部の乾燥した地域に自生する植物。その種子から得られるホホバオイルは、名前に「オイル」とありますが、主成分はワックスエステルです。一般的な植物油に多いトリグリセリドとは異なる組成を持つ、液体状のワックスとして知られています。

ワックスエステルは人の皮脂にも含まれる成分の一種です。ホホバオイルは、肌に油分を補い、なめらかに整えるエモリエント成分として、クリームやバームなどの化粧品に広く使われています。当店の保湿スティックでは、このホホバオイルが主原料です。

先住民の暮らしから、現在のスキンケアへ

ホホバは、この地域の先住民が肌や頭皮の手当に利用してきた歴史を持ちます。1789年には、歴史家フランシスコ・ハビエル・クラビヘロが、バハ・カリフォルニアの先住民による種子や油の利用を書き残しています。乾燥した土地で暮らす人々に親しまれた素材が、現在は保湿化粧品の材料として使われているのです。

②みつろう:うるおいを守り、スティックの形を支える素材

黄色いみつろうの塊と六角形の巣を描いた水彩イラスト

みつろう(ミツロウ)は、ミツバチが分泌し、巣をつくるために使う天然のワックスです。主にエステル類、炭化水素、脂肪酸などからなり、ハチミツとは別の素材です。

化粧品では、油分に適度な硬さを与え、バームやスティックの形を保つ材料として使われます。肌の表面に膜をつくり、水分が逃げるのを抑える役割もあります。ホホバオイルのなめらかさを、必要なところに塗りやすい形にまとめる。そのために、みつろうが役立っています。

古代から続く、油とワックスを使う知恵

みつろうは、古代から化粧や軟膏づくりに利用されてきました。古代エジプトでの利用も知られ、その後も油分をまとめる材料として、クリームや軟膏に取り入れられてきた歴史があります。現在のリップスティックやバームにも使われている、長く暮らしに寄り添ってきた素材です。

③カユプティオイル:東南アジアの暮らしに根づいた香り

カユプティの葉と白い花、精油瓶を描いた水彩イラスト

カユプティオイルは、フトモモ科のメラレウカ属の樹木の葉などを蒸留して得られる精油です。ホホバオイルのような油性の基材とは異なり、揮発する香りの成分を含みます。一般的には1,8-シネオールなどが含まれ、精油の成分構成は植物や産地などによって異なります。ティーツリーと同じメラレウカ属に由来する精油ですが、同じものではありません。

保湿素材とは少し違う、身体ケアの歴史

インドネシアなどでは、カユプティの精油は家庭で身体に塗って使うオイルとして親しまれてきました。オーストラリア国際農業研究センター(ACIAR)の資料でも、カユプティオイルがインドネシアの暮らしや文化に深く結びついていることが紹介されています。

ホホバやみつろうが保湿化粧品の基材として使われてきたのに対し、カユプティは香りを伴う伝統的な身体ケアの素材という背景を持ちます。昔からの利用は、本商品に治療効果があることを意味するものではありません。当店の保湿スティックでは、油分とワックスによる保湿ケアに、カユプティの香りが加わります。

石けんのお得なセットに、保湿スティックも入れられます

保湿スティックは単品だけでなく、お得な6個セット・10個セットに、石けんの代わりに組み込むことができます。いつもの石けんを買い足すときに、秋冬の保湿アイテムも一緒に選べるのが嬉しいところです。

たとえば「石けん5個+保湿スティック1本」で合計6点に。「石けん8個+保湿スティック2本」で合計10点に。洗うケアと、洗ったあとの保湿ケアを、自分の暮らしに合わせて組み合わせてみませんか。

通常サイズの保湿スティックは、1本およそ5g、単品800円(税込)で、石けんと同じ価格です。現行のセット案内では、6個セットは合計4,500円(税込・送料無料)、1点あたり750円で単品より50円お得。10個セットは合計7,200円(税込・送料無料)、単品合計8,000円から10%お得になります。

セットへの入れ替えを希望される方は、石けんの種類・個数と保湿スティックの本数をお知らせください。注文時の指定方法がわからない場合は、ご注文前に当店へお問い合わせください。ここでご紹介している入れ替え対象は通常サイズです。大容量タイプは価格が異なります。

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少量ずつ、必要なところへ。続けやすい保湿習慣に

女性が保湿スティックを手の甲にそっと塗る様子を描いた水彩イラスト

清潔な肌に少量ずつ、乾燥が気になる部分へ薄くのばしてお使いください。精油を含むため、目に入らないよう注意し、粘膜への使用は避けてください。初めて使うときは狭い範囲で少量から。赤み、かゆみ、刺激などが出た場合は使用を中止してください。天然由来の素材でも、すべての方に合うとは限りません。

天然由来の原料を使っているため、時期によって香りや色に多少の違いが出ることがあります。毎日の石けん選びに、もうひとつ、持ち歩ける保湿の習慣を。秋から冬の暮らしに、オラン・ク・オランの保湿スティックを取り入れてみてください。

※価格・セット条件は2026年10月1日時点のオンラインストア表示に基づきます。最新情報は商品ページでご確認ください。

素材と歴史についての参考資料

ホホバの成分と伝統的利用に関する学術レビュー(2021年)
みつろうのスキンケアでの利用に関する学術レビュー(2023年)
みつろうの歴史的利用についての学術レビュー(2022年)
ACIAR『Essence of Indonesia』カユプティオイルと暮らしの記録